2020年03月26日

開通。

開通式。


最近はおめでたい話でもしないと希望が持てなくなる様な緊迫した情勢が続いている。


だからって 宮トンネルの開通にはまだ早い。


じゃ、どこが開通したって!?


実は人生初の大腸検査体験で、私の菊座トンネルの開通式。


これはなかなかヘビーな体験であった。 実に感慨深い。


「いままで生きてきたなかでぇー、最高な未体験ゾーンでした」


インタビュアーにコメントを求められれば、こう答えたであろう。



3日前より食事の制限が始まり、当日に向けて徐々に条件が厳しくなっていく。

そぅ、大腸の中を空っぽにする準備をせねばならないのだ。

そういう時に限って飲みのお誘い。 参ったもんやさ はや。


当日を迎えた朝、空腹の力石徹が病院に直行。


ボクシングの軽量測定に来たかの様な

この日までに整えてきたであろう、共に戦う挑戦者が数人椅子に座っていた。


検査までの最終関門の説明を看護師さんから受ける。


渡されたのが、 「モビプレップ」 という名の下剤。

見た感じ1.5Lくらいはありそうな下剤を、段階を経て時間内に飲まなくてはならない。

これで安定した排便が促される。 まさに排便安定剤。

入れ歯安定剤は「タフグリップ」、

排便安定剤は 「モビプレップ」

だからどうした  関係ねーだろ


「シソのような味がしますよ。 頑張って飲んでくださいね。」


「しそ焼酎のタンタカタンなら、ボトルキープしてもいいですけどね」


「じゃ、飲み終えた頃にボトルキープする自信があるか確認しますね」


「ははは」


看護師さんとの言葉のキャッチボールで腸のウォーミングアップ。


その後小さな小部屋に案内されると、爺さんがすでに入室していた。


この部屋でひたすら下剤を飲み続け、排便しつづけるらしい。 爺さんとコラボで。


「あんた これやったことあんのか」


「いいえ 初めてでして」


「俺は何度もあるぞ。  早く糞出す方法を教えてやるわ」


初心者だと知ると、途端に上から目線の爺様。


「ちょっともよおしてきたかなぁっと思ったくらいでは 出してはあかんのや」


「どうしてですか?」


「薬だけが出てしまって 肝心な糞がでんからや」


(そりゃ 浣腸だろ)


でも何度も排便していると、肛門周りが悲鳴をあげてきた。


「い・・・痛い」

何度も肛門を拭いているからである。 


爺さんの言う通り、多少は我慢が必要と反省し小部屋に戻った。


「すみません、管をお腹に入れるとどんな感じなんですか?」

「そーやなぁー、  はらんだ赤子が腹を蹴るような感じやな」

(おめー男だろ。 はらんだことあんのか)



しばらくすると、爺さんの様子に変化が見えてきた。


(なんだよ爺さん、落ち着きねぇなぁ)


すると、


「う・・・うぅ・・・・うッ!!」


「 ? ? ?」


いきなり立ち上がった爺さん、

何かと思えば下からではなく、上からしそジュースをブッ放つ。   

飛騨のマーライオン状態。


えええぇぇぇぇっ!!!!  聞いてないよォ----!!


私も1回目の腹痛ピークを我慢していた状態。 正常ではなかった。


不意な爺さんのマーライオンにびびってしまい


私も下の口からマーライオン。  


や・・・・やっちまった   アラフィフにもなって・・・・

マーライオンと言うより、

ふなっしーの「梨プシュー」程度の勢いがあった。

シソプシューッ てな具合。



現実逃避したかった

でも尻の下のほのかな温もりがそれを阻止しやがる。


の....のくといナッシー。


看護師さんが爺さんの嗚咽に驚いて、小部屋に登場。


「ど、どうしましたか!?」


慌てて駆け寄ってきた看護師さんの目の前には


上の口からシソ汁を放ったまま立ち尽くす 足長と


下の口からシソ汁を放ったまま放心状態の  手長。


部屋の床は 宮川ではなく しそ川状態



「大丈夫 大丈夫  よくあることだから  気にしないでいいよー」


看護師さんの優しい神対応に感激。


やっぱ看護師さんて すげーわ  


爺さんはベッド室に連れて行かれた。

「あばよ 爺さん」

その後、爺さんとは会うことはなかった。


やがてクリーンな腸内になり、検査の番が訪れた。


意外とあっけないものであった。

なによりも嬉しかったのが、異常ナッシー。

やはり健康が一番。


つくづく考えさせられた3日間であった。
















































  

Posted by ノリノリ at 17:20Comments(0)
2020年03月13日

コロナ。

コロナウイルスの話題が絶えない。

日々感染者の数が増え続けている。

高山で感染者が出ていないことはありがたいが、

マスク トイレットペーパーの品薄 観光客数激減 などなど

じわりじわりと私達の生活にも影響を及ぼしているのがわかる。

もうすぐ桜も開花するっていうのに

なんとも寂しくて暗い春になりそうだ。

自粛要請期間も延長されたが、この延長期間で

なんとか落ち着いてほしいもの。


世界中がコロナの話題になってるのに腹を立てたのか、

北朝鮮のテクノカットが、またミサイル打ってる。

どうしようもない かまってちゃんだこと。



今日も朝から娘の元気がない。

家に引きこもり続けているからだろう。

食欲も落ちているのか

今日もパンと牛乳で軽く済まそうとする娘。

「おっ、今話題のパン・デ・ミルクですか?

 そりゃパンデミックやろー!」


「........。」

娘の反応がない。  そっとしておこう。



夏期開催予定のオリンピックが危うい。

さすがに中止はないだろうが、延期の可能性は否めない。

どうやら安倍総理とトランプ大統領が電話会談するらしい。


「マスクが いちまぁい...にまぁい...   トランプさん、一枚足らないの」

「オーマイガーッ」

奥様、国のトップがそんな電話怪談なんかしません。


こんな冗談を言えてるくらいで、終息してほしいと願うばかりである。







  

Posted by ノリノリ at 09:58Comments(0)
2020年03月10日

紙。

久々の名古屋出張。

人の多い都会に行くのは ちょっぴり不安な今日この頃。  だからって仕事だから仕方がない。

念には念をと妻にマスクの購入を依頼し、現地では常に手洗い&うがいを心がけるようにした。


出発のJR車内、席がやけに空いている。 
いつもはこんなんじゃないのに。

中国人の団体渡航が禁止された影響だろうか。
言われてみれば高山駅周辺も全く混雑してなかった。

今年はコロナウイルスによる影響で観光業界は、春節の売り上げも伸びず、かなりの痛手であろう。



宿泊するホテルに到着。


エレベーター前ではアルコール消毒液がお出迎え。

遠慮なく、ワンプッシュ頂戴する。

お客さんもマスクをしている人が多い。 

エレベーター内で咳なんかしたら、大ひんしゅくであろう。

外出する際には私もせねばと、カバンからマスクを取り出す。


「うるおいフェイスマスク」 
 

アロエエキス配合。
  
これで保湿・美白対策万全。 一番大切なウイルス対策をお忘れではございませんか

こんな顔全体を覆うマスクでは、たとえ私が陰性であっても確実に入店拒否されるだろう。


あれほんとだ、 涙腺が潤ってきた   っておい。



妻に電話。


「どこにも売ってなかったんやさ。せんよりはいいやろ?」


このマスクしたまま 高山に戻って 妻にチェンソーぶん回してやりたい。 

ジェイソンみたいに。





帰宅後、更に深刻な問題が発生。

マスクの次にはトイレットペーパー品薄問題。

デマが蔓延したとの事であるが、今日になってもお店に陳列していない。


女性の割合が多い我が家。

よりによって娘は「女の子の日」になってるご様子。


実に死活問題



ついに我が家にもお代官様の指令書が交付された。


①極力 外で用を達してくること
②トイレットペーパーの折り返しは3回まで
③ティッシュペーパーを有効活用する(女性陣)
④その他紙類を有効活用する(男性陣)


家族一丸となって順守するしかない。 
でも、何かが間違ってはいないか


娘が一生懸命チラシを正方形にカットしている。


「ねぇ 何してんの?」


「パパのお尻用。 これでパパも頑張ろ」


指令書に従う娘。 

ただ一点、パパに限定するところは間違っている事に気付いてほしい。


チラシでは硬くて私の敏感穴に刺激が強そうなので、せめて新聞紙に変更許可願いを提出したい。


妻からの助言、

「使う前に1回クシャクシャにしてほぐしてから使えばOK」


おめーが使えよ。



はやくトイレットペーパーの陳列願う。





















  

Posted by ノリノリ at 12:50Comments(0)